2023.04.05 (水)
私はむかし怒っている人がとても怖かったのです。
怒られると体が硬直して頭の中は真っ白になって意識がぼーっとしてしまうほどでした。
親、先生、上司、お客さんだったりと大人になってからもずいぶん引きづったものです。
ようやくそれから脱することができるようになりました。
そのきっかけがアンガーマネジメントでした。
怒りは自分の大切なものを守るために働く防衛感情といわれます。
ものだけじゃなく自分の価値観だったり、立場だったり、プライドだったり。
しかもその裏には不安、心配、恐怖などの一次感情がある。
怒ってくる人は少なくとも本人は自分が攻撃されたと思っているということです。
だから自分を守るために怒りという感情を相手に向けて使う。
こう考えれば少しは怒っている人の見方も変わってきませんか。
私はアンガーマネジメントで怒りのメカニズムを知ってからは怒っている人が怖くなくなりました。
これもアンガーマネジメントを学んでから得た大きな一つです。
アンガーマネジメントは自分の怒りをどうコントロールするかってことに目が行きがちですが、実際できるようになると怒っている相手の見方が大きく変わります。
相手の性格や価値観や人格を変えることはできませんが上手に受け流せるようになれば、それに反応することもなくなりストレスを感じなくなります。
怒られて困っている人もぜひアンガーマネジメントをできるようになってもらいたいと思います。