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【コラム】確証バイアス

アンガーマネジメント個人セッションでは個人の悩みに深く関わる時があるので、時には修羅場(風)になる時があります。

子育てに苦しむ親のケースでスキーマ(こうあるべき)がとても強い場合。

これまでのやり方が子供を苦しめて、それが自身のイライラに返ってきていることに気づき変わる親もいますが、中には聞く耳を持たず
「私は私のやり方でやっているんです」
「そんなこと言われなくてもわかっています」
「私はちゃんとやっています」
とキレる人も少なくありません。

こうなるともう修羅場セッションです。

でもこの気持ちとてもよく分かります。

「子供のためを思ってやってきた」んですよね

それが子供を苦しめていたといわれればそれは受け入れようという方が無理な事です。

親は自分自身の「確証バイアス」に縛られ子育てのやり方を修正するのが難しくなってしまうことがあります。
「確証バイアス」は自分に都合の良い情報ばかりに無意識に目がいってしまい、否定するような情報を排除してしまいます。

その結果、「思い込み」や「べき」といったスキーマが強くなります。

とかく子育ては「確証バイアス」が強くなりがちです。それは周りが口を出しにくいからです。
「余計なお世話」「うちにはうちの方針がある」「これはしつけだ」と言われてしまえばそれ以上介入が難しくなります。

子育てという閉鎖的な空間での子育てはできるだけ他の意見を受け入れる環境を保つことが
大切ですね。
そしてアンガーマネジメントに取り組んでいただけるとうれしいですね。